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ANA客室乗務員の休憩をめぐる労働委員会の調査について

更新日:11月30日

ジャパンキャビンクルーユニオン(JCU)とANAとの『客室乗務員の休憩』に関する団体交渉において、東京都労働委員会(都労委)は9月2日、不当労働行為があったとしてANAに対し命令を交付しました。(9月20日付 本HPで、「都労委命令の概要」を載せています)

この件で質問がありましたので、お答えいたします。


(Q)ANAのCAの休憩問題は、今後、解決されるのでしょうか。

➡ 都労委はANAに対し、「今後、JCUと誠実に交渉を行うこと」「反省文を社員が見やすい場所に貼りだすこと」との命令を交付しましたが、ANAは従わず、中央労働委員会(中労委)に再審査を申し立てました。

この第1回目の中労委調査が11月29日に行われました。この中でJCUは、ANA客室乗務員の職場改善を引き続き求めていく、そのためにANAには誠実な交渉を行うよう求めることを労働委員会に伝えました。

休憩問題はどの航空会社の客室乗務員も同じ問題を抱えています。でも、JALでは2014年、CA有志が労基署に休憩確保の申し立てをして調査が入った結果、以下を改善しました。

① 国内線の4レグ制限を3レグまでにする

② 東南アジア路線のミールをチョイスから単一にする

こうした改善により、客室乗務員の疲労が軽減した経緯があります。


また、JALは 近年のFRM(疲労リスク管理)教育の中で、「国内線でも休憩を取りましょう」「食事もしっかり摂りましょう」と呼びかけています。

ANAでもぜひ、国内線と国際線短距離路線で休める時間を取れるようにしていきたいですね。

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