7月1日から、JALのB787の客室乗務員の編成数が増えました!
客室乗務員連絡会(客乗連)では、B787型機の編成増とライセンス化を求め署名を実施していますが、JALでは7月から、B787の6~7名編成を8名以上に増やすという画期的な前進がありました。
これにより、JALではすべてのドアに客室乗務員が配置されることになりました。
JAL客室乗務員の組合の長年の要求 & 社内3労組が共同で求めた成果!
JAL内の客室乗務員の組合(CCU)は、B787の6~7名での運航が始まった当初から、編成増を求めてきました。さらに、今年1月2日の事故の教訓として、「1つのドアに1名以上の客室乗務員の配置」をと、JAL内のパイロットや整備士の組合とともに訴えました。
また、航空安全会議(パイロット・管制官・客室乗務員・整備士・グランドハンドリングなど、42組合10,100名)は、「最少でもドア数と同数の編成数が必要」であると、毎年、航空局に要請してきました。
他にも、院内集会や国会議員要請、国会質疑に取り組んだ組合もありました。これらの様々な取り組みが、JALのB787編成増という画期的な成果に結びつきました。
ANAとZIPAIRはどうするの?
このJALの対応について、ANAは「航空局やFAA(アメリカ連邦航空局)の基準、ANAの社内基準などを満たしており、現在の 『ドア数に満たない編成数』は変更する必要がない」としています。
しかし、日本やアメリカの航空局より上↗の立場にあるICAO(国際民間航空機関)が、
「1ヶ所の非常口に1名以上の客室乗務員の配置を奨励」していることはご存じでしょうか。
ZIPAIRについても同様です。コスト優先ではなく、安全第一の運航を各航空会社は求められているはずです。
ICAOは、「ドア数以上の編成数」を奨励!!
ICAOは、2017年に過去の事故事例をもとに、『客室乗務員の最低必要人数の設定に関するマニュアル』を制定し、ドア数以上の編成数を奨励したのです。この「ICAOの奨励」の重みをANAもZIPAIRも、しっかり受け止める必要があるのではないでしょうか。
ライセンス化についても、署名を成功させ、実現させましょう!
客室乗務員のライセンス化についても、日本は 国際的に遅れている現状にあります。
署名をもっと広げ、諸外国並みに 国家ライセンスの付与を実現させていきましょう!
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