22年5月のHPでもお知らせしましたが、ANAは労基署に対し、
「便間の駐機時間(到着便のドアを開け、次便のドアが閉まるまで)は上空に比べて緊張度が低いため、この時間すべてを休憩時間に相当する時間と考える」
と説明し、未だに客室乗務員に休憩を与えようとしていません。
この為、JCUは22年10月6日、下記の要求をANAに提出しました。
【 客室乗務員の休憩に関する要求 】
国内線、及び国際線短距離路線において、
労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間を超える場合は1時間、
便間および上空において業務を行わずに心身を休められる、実質的に休憩とみなせる時間を与えること。
【 根拠 】
これまで多くの客室乗務員が在職死亡している実態がありながら、
同業他社では作られていない6日連続勤務( 国内線を2日間飛び、その翌日から時差や深夜勤務を伴う長距離国際線2泊4日をつづけて飛ぶパターン )や、
緊張を伴う離着陸を1日に8回もくり返す国内線1日4便乗務という過酷な勤務が改善されるどころか、
国内線と国際線短距離路線においては休憩すら与えない異常な実態は看過できないものである。
労働基準法のいのちと健康を守る観点からも、労働契約法の安全配慮義務の観点からも現状の改善は急務である。
( 尚、同業大手他社での休憩をめぐる状況とANAへの団交申し入れも記載しましたが、ここでは省略します )
2022年10月13日
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