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~ 2024年を振り返って ~

 今年は、元旦に起きた能登地震につづき、1月2日、羽田空港でJAL機と海上保安庁機が衝突し炎上する事故が発生しました。


 この事故で、客室乗務員は使用できた3か所の非常口から乗客全員を脱出させることが出来ました。その的確な判断と行動が国内外で賞賛され、あらためて客室乗務員の保安要員としての任務の重要性が示されました。


 客室乗務員連絡会(客乗連)では、この事故の教訓として、① すべての脱出口に客室乗務員を配置すること、② 現在、サービス業に位置付けられている客室乗務員に、保安要員としての国家ライセンスを付与すること、の2点について署名活動を行いました。


 この結果、2万筆を超える署名が集まり、2024年11月に国土交通大臣に提出しました。


 この取り組みの中、JALでは7月から、B787型機の8つの非常口すべてに客室乗務員が配置されることになりました。しかしANAとZIPAIRでは、未だに非常口に客室乗務員が配置されていない機種があり、引き続き取り組みが必要です。


 また、ANAの国内線と国際線短距離路線で休憩がなく、JCUが改善を求めて行った団交で不当労働行為があったとして申し立てをしていましたが、9月2日、東京都労働委員会はANAに対し、誠実に交渉に応じるよう命令が出されました。ANAはこれを不服として中央労働委員会に再審査申立を行いました。


 これらの、編成問題、ライセンス、休憩問題の他、ANAでは6日連続勤務、ロサンゼルス通年1泊のみの勤務パターン等の疲労、健康問題が深刻です。さらに最近では、バンコク0泊3日という過酷な勤務が加わりました。


 一方、この1年で組合員を増やし、有休取得の促進や一方的な勤務変更の歯止めなど、成果を出している職場もあります。また、他にも複数の職場で客室乗務員が労働組合に加入し、声を上げ始めました。


 2025年も、健康で長く続けられる職場をめざして、みんなで頑張りましょう!

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

                              2024年12月30日                           

                               JCU執行部一同

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