5月31日は 国際 Cabin Crew Day (ICCD) です。
この日は、客室乗務員の守護聖人であると考えられている聖ボナの祝日(元々は5月29日)にちなみ、
毎年、各国の客室乗務員がお祝いのメッセージを交わしてきました。
私たちJCUが加盟している航空連:客室乗務員連絡会は、今年のICCDを 日本のCabin Crew へのライセンス付与を訴える日とし、5月21日に国土交通省要請を行いました。JCUからも3名が参加しました。
現在、日本のCabin Crew は、総務省の職業分類では「サービス業」とされています。しかし、国際民間航空機関(ICAO)の規程では、訓練内容や保安要員としての役割等が定められ、緊急時以外でもフライト中、異臭や異音、火災、急病人等の発生がないか、常に五感を働かせなければならない職業となっています。
さらにICAOは、2019年12月から、Cabin Crewを疲労リスクを管理する対象職種に指定して、保安任務を確実に行えるよう疲れた状態で乗務してはいけないというルールを定めました。
Cabin Crew に対しライセンス制度が導入されている世界の多くの国では、国家認証付与により「保安要員」である事がしっかり位置付けられています。
すでにライセンスが付与されている諸外国のように、日本でもCabin Crew を名実ともに専門職として位置づけたいものですね。
【参考: 現在、客室乗務員にライセンスが付与されている主な国】
EU各国、米国、カナダ、ブラジル、チリ、アルゼンチン、チェコ、カタール、トルコ、エジプト、タンザニア、中国、モンゴル、台湾、タイなど

2021年5月31日
たんぽぽ
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